いい土地とは、どんな土地でしょうか?
土地購入の最終目標は、土地を買うことではなく、そこに家を建てて、ご家族が永い間快適に安心して暮らすことです。
実はその点に、自分に合った土地を見つける秘訣が隠されています。
実はその点に、自分に合った土地を見つける秘訣が隠されています。
まず最初に「ターゲットとなるエリア・沿線」「最寄り駅までの距離」「学校までの道のり」「土地の広さ」など、土地選びの基本的な要素についてご家族でいろいろと相談し、「これは絶対に譲れない」「これよりこちらの方が優先順位は上」など、土地選びの基準を明確にすることをおすすめします。
土地状態、4大チェックポイント
せっかく家族のライフスタイルに合った土地が見つかっても、例えば「地盤が弱く水はけが悪い土地」では、家を建てたあとに大変なことになりかねません。
土地の状態はその土地固有の性質であり、あとから変えることはできません。
主に4つのポイントをチェックしましょう。
主に4つのポイントをチェックしましょう。
1.形状と方角
多くのお客様にとって「なるべく変型していない方がいい」「間口は広い方がいい」「南・東南向きがいい」という土地が理想なのではないでしょうか?
しかし、正方形・長方形などに整形されていて、南・東南向きで、接道が広い土地というのは、なかなか見つからないのが現実で、見つかっても人気があり割高になります。
しかし、正方形・長方形などに整形されていて、南・東南向きで、接道が広い土地というのは、なかなか見つからないのが現実で、見つかっても人気があり割高になります。
形状、方角のそれぞれのメリット・デメリットを理解して、自分のライフスタイルにあう土地を検討しましょう。
2.地盤
河川敷や沼地・水田などを埋め立てた造成地や、傾斜に盛り土をして作られた造成地は、地盤が軟弱なケースがあります。
家を建てる前には正確に地盤の強さを測定しますが、場合によっては地盤改良をする必要があり、そうなると当然その分の費用が必要となります。
建物の規模や地耐力などに合わせた適切な地盤改良を施せば建築には問題ありませんが、予想外の出費につながることもあります。
土地を見ただけでは素人には見極めづらいので、判断はプロに任せるのが良いでしょう。
ご予算を組む時は地盤改良があるものとして計上しておき、しなくて済めば「ラッキー」とお考えになることをお勧めします。
最低限、その土地が以前どのような土地であったかということを、各地の行政より出されている地図などで確認しましょう。
3.水はけ
水はけが悪い土地は、台風や大雨の際に地面に雨水が浸透せず、水があふれてしまうことがあります。
敷地内に降った雨だけではなく、隣地や周辺の雨水が敷地内に流れ込んでくることも。
また、下水道や排水路に処理能力を超えるほどの雨水が流れ込んだ場合、あふれ出して道路や建物などを水浸しにする「内水氾濫」も要注意です。
最近頻発するゲリラ豪雨や大型台風を想定して、いざ、そのような時になっても困らないようにしっかりと確認しておくようにしましょう。
行政の発行する「洪水ハザードマップ」「内水による浸水ハザードマップ」などでチェックしてください。
できれば、雨の日に何度かその土地へ足を運び、土地周辺の側溝の整備具合・周辺の水はけ状況等を実際にご自身の目で確認しましょう。
4.災害面での危険性
土地が崖の下に位置していたり、近くに大きな川があると、台風や大雨、地震などの時に被害を受ける可能性があります。自然災害は、いつどこで発生するか分かりません。
その土地の近隣だけでなく、広い範囲で、過去の台風や地震のときの状況を必ずチェックしましょう。
他人任せにしないで、必ず自分で確認を!
行政は災害時の危険性をはじめ、地盤や水はけなどを専門的に調査・確認して現状把握を行い、必要な場合は急を要するものから順次対策を講じています。
行政は災害時の危険性をはじめ、地盤や水はけなどを専門的に調査・確認して現状把握を行い、必要な場合は急を要するものから順次対策を講じています。
逆にそのあたりに関して、質問をしても明確な答えができない会社は、避けるくらいの気持ちが必要かもしれません。
なお、山坂の多い三浦半島一円では「土砂災害警戒区域」や「急傾斜地崩壊危険区域」に指定されている場所が数多くあります。
文字を見ると怖さを感じてしまうかも知れませんが、これらの指定個所すべてが危険と言う訳ではありません。
すでに行政による擁壁造作など危険に対する対策済みの場所も多くあります。
やはり実際に現地を訪れてみてご自身で確認されるのが良いでしょう。
周辺環境、2大チェックポイント
近い将来に近くに高いビルが建ったり、平日と休日で状況が極端に異なる土地は避けたいものです。
また、その土地の周辺環境が自分の家族やライフスタイルに合うかどうかは、お客様ご自身にしかわかりません。
次の2つのポイントをしっかりチェックしましょう。
また、その土地の周辺環境が自分の家族やライフスタイルに合うかどうかは、お客様ご自身にしかわかりません。
次の2つのポイントをしっかりチェックしましょう。
1.土地柄
休日は静かでも平日は周囲の騒音が大きかったり、クルマの通行量が多かったりする土地は比較的多いようです。
近くに大きな工場などがないかどうかをはじめ、周辺道路の交通量動向、人の流れ・人通り、日あたりなどを、曜日(平日と日曜日など)と時間(日中と夜間など)を変えて、また晴れの日と雨の日のそれぞれに、必ず自分で確認しましょう。
近くに大型スーパー・学校・公園・病院・行楽スポットなどがあると便利な反面、これを起因とする交通渋滞・騒音・塵埃・不特定多数の往来などが生じる場合があります。
位置関係や普段の様子をチェックしてください。
2.利便性
土地を起点にして、半径1キロくらいは、徒歩で確認しましょう。
具体的にチェックするポイントは銀行・郵便局、市役所・区役所、学校、病院・クリニック、スーパーマーケット・コンビニエンスストア・ドラッグストアなどの位置と営業時間帯です。
一件一件確認して、自分のライフスタイルに合致するかどうかをチェックしましょう。
その際に重要なのは、実際に通勤や通学に使う公共機関を利用して移動することです。
また、街灯や夜間の人通り・流れ、バスの最終時間やタクシー事情なども必ず確認してください。
お子様のいらっしゃるご家庭は、学校までの道のりをお子様と一緒に歩いてみることをお勧めします。
面倒だと思わずに、自分の足で何度でもチェック!
希望に合う土地が見つかったら、面倒だと思わずに、何度でも自分の足で確認しましょう。
希望に合う土地が見つかったら、面倒だと思わずに、何度でも自分の足で確認しましょう。
何度しても、決してチェックしすぎることはありません。
また、近隣に将来高い建物の建設予定があるかどうかも、各市町村の都市計画課などで確認しましょう。
自分にあった土地を見つけるために
自分にあった土地を見つけるために